分科会

2011年9月24日(土)14:00~18:00

9つの会場に分かれ、テーマごとの課題を議論し、具体的なアクションプランをまとめていきました。

各分科会での大まかな流れは以下のとおりですが、人数やモデレーターの進め方によって分科会毎に自由な運営です。

なお、各分科会参加メンバーは、総勢20~30名となり、総勢200名を越える活発な分科会となりました。

  • 14:00~モデレーターからの論点提起、課題整理
  • 14:15~パネリストからの事例発表や問題提起(各自5~7分程度)
  • 15:15~聴衆者からの質問や意見交換
  • 16:00~ モデレーター&パネリストから、各テーマにおける震災後の暮らしのあり方を提案
  • 16:30~会場内での意見交換
  • 17:30~分科会提言の作成
  • ①論点抽出、②復興支援へのメッセージ、③新たな暮らし方提案)

【地】

3月11日を機に、日本人は皆、「本当の豊かさ・幸せとは何か?」を深 く考え始めました。
「地」の各テーマでは、いのちが脅かされている今、いのちを紡ぎ だし、次世代に繋いで持続させていくために必要な、地域の自立を支える新たなライフスタイル の構築や、食の安全、生産者の顔が見える新たな農的暮らしの仕組み創り等を事例を踏まえて討 論しました。

  • ①「 東日本大震災からの復興と日本再生」-今後の地域社会での新しい豊かさと自立とは何か
    会場:瞑想の郷・瞑水の館 1 階 食堂
  • ②「 農林漁業の再生と地域の自立」-森里海連関による第一次産業の再生を東北地区でどう実現するか
    会場:阿別当公民館 1階

【水】

  • 日本再生プラン構築には、地域の金融機関も巻き込んだローカルマネーフロー創出が必須です。そして、アジア諸国はその実現に注目しています。新たな暮らし方における金融の意味、南砺からのアジアへの発信の仕方等を模索しました。
    • ③「 日本再生を支える新たな金融の形」-地域再生に必要な温かなお金の廻し方と地域金融の役割は何か
      会場:いろり庵

    • ④「 日本の復興のアジアへの貢献」-アジアの地域社会とどのような繋がりを創っていけるか
      会場:瞑想の郷・空想の館2階 研修室

    【火】

    地域内エネルギーの需要構造を把握し、新たな暮らしを支え、いのちを脅かさない自然再生エネルギーの開発の余地等を模索。特に小田原や南砺のエコシティー構想など、エネルギーの地域内自立モデルの具体策を、原発問題への対応も含め、熱く語り合いました。

    • ⑤「 エネルギーの地域内自立」-いのちを脅かさないエネルギーの地域内自立をどう確保するか
      会場:阿別当公民館 2階

    【風】

    日本再生に必要なことは、次世代へのいのちの継承であり、いのちの政(まつりごと)の形成です。先人からの学びを次世代にどう伝え、都会の子供たちの学びの場としての田舎をどう活用していくかという教育の観点、そして志民と行政が連携していける仕組みをどう構築していくかという新たな公共の視点等、地域からの新たな「風」を議論しました。

    • ⑥「 次代を担う子供たちの育成」-宮澤賢治、山崎兵蔵など地域に根差した先人から学び、何を教えていくか
      会場:中谷家(上畠)
    • ⑦「 行政と志民をつなぐ新たなセクター」-物や金・情報と人とつないでいくための結節点をどう形成していくか
      会場:坂上公民館

    【空】

    いのりを忘れた暮らしにはいのちの輝きはない、生と死の結びつきを忘れた暮らしにはいのちを守ることは出来ないのではないでしょうか。土徳の風土の中での日常的祈りと農的暮らしの意義、地域に開きつつ自立していく介護福祉や医療のあり方、国民皆保険の行方等、「空」の各テーマでは、いのちに直接まつわる議論を深めました。

    • ⑧「 祈りある暮らし」-祈りと美のある農(手仕事)的な暮らしをどう日常的に取り戻せるか
      会場:瞑想の郷・瞑想の館
    • ⑨「 生と死の結び方」-いのちを繋ぐ医療・介護・福祉連携をどう地域内で確保できるか
      会場:上畠公民館